使っていないGoogleアカウントを整理したいけれど、「削除したらGmailやGoogleフォトの写真はどうなるの?」「もし間違えて削除してしまったら復元できる?」と不安に思っていませんか。
この記事では、Googleアカウントを削除する前に知っておくべき重要な情報と、万が一削除してしまった場合の復元方法について、公式情報をもとに詳しく解説します。
※本記事は2025年12月時点の情報をもとに作成しています。Googleの仕様は変更される可能性があるため、削除前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
Googleアカウントを削除すると何が起こる?
完全に削除されるデータ
Googleアカウントを削除すると、そのアカウントに紐づくすべてのデータとサービスが失われます。具体的には以下のような影響があります。
1. Gmailのすべてが消える
- 受信トレイのメール:過去のメールも含めてすべて削除
- 送信済みメール:送信履歴もすべて消失
- 連絡先:Gmailに保存していた連絡先も削除
- Gmailアドレス自体:メールアドレスが使えなくなる
出典:Googleアカウントヘルプ – 最近削除したGoogleアカウントを復元する
2. Googleフォトの写真と動画
- クラウドにアップロードした写真・動画:すべて削除される
- 共有アルバム:他の人と共有していた写真も閲覧不可に
- 編集データ:Googleフォト内での編集内容も消失
重要な注意点:スマホ本体にバックアップされていない写真は完全に失われます。
3. Googleドライブのファイル
- ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション
- PDFやWordファイルなどの保存ファイル
- 他のユーザーと共有していたファイルもアクセス不可に
4. その他のGoogleサービス
- YouTube:購入したコンテンツ、チャンネル登録、再生リスト
- Google Play:購入したアプリ、音楽、映画、書籍
- Googleカレンダー:すべての予定とリマインダー
- Google Keep:メモとTo-Doリスト
- Googleマップ:保存した場所、タイムライン履歴
- Chrome:ブックマーク、保存したパスワード、閲覧履歴の同期
出典:All About – Googleアカウントの削除方法は?復元方法や削除による影響についても解説
他サービスへの影響
Googleアカウントを他のサービスのログインに使用している場合、それらのサービスにもログインできなくなる可能性があります。
- SNS:Twitter(X)、Facebook、InstagramなどのログインIDとして使用
- オンラインショッピング:Amazon、楽天などのアカウント
- サブスクリプションサービス:Netflix、Spotifyなど
- インターネットバンキング:金融機関のアカウント
削除前に必ず確認:使用しているサービスのログイン方法を見直し、Gmailアドレスを使っている場合は変更しておきましょう。
アカウント削除前に必ずやるべきこと
1. データのバックアップを取る
Googleは「Google Takeout(データエクスポート)」という公式のバックアップサービスを提供しています。
バックアップ手順
- Googleデータエクスポートにアクセス
- バックアップしたいサービスを選択(Gmail、Googleフォト、ドライブなど)
- ファイル形式と配信方法を選択
- 配信方法:メールで送信 / Googleドライブ / Dropbox / OneDrive / Box
- エクスポートタイプ:1回のみ / 2ヶ月ごとに自動(1年間で計6回)
- ファイル形式:.zip または .tgz
- 最大サイズ:1GB / 2GB / 4GB / 10GB / 50GB
- 「エクスポートを作成」をクリック
出典:Googleアカウントヘルプ – Googleデータをダウンロードする方法
バックアップの注意点
- データ量によっては作成に数時間から数日かかる場合がある
- 利用歴の長いアカウントでは50GB以上のデータになることも
- バックアップを取ってもGoogleアカウント上のデータは残る(削除されない)
2. 連携サービスの確認と変更
削除前に以下を確認しましょう。
- Gmailアドレスでログインしているサービスをリスト化
- 各サービスのログイン方法を別のメールアドレスに変更
- 重要なアカウントは特に念入りにチェック
3. 重要なメールの転送
- 重要なメールは別のメールアドレスに転送
- または、印刷やPDF保存でローカルに保管
削除したGoogleアカウントは復元できる?
復元可能な期間:削除から20日以内
結論:Googleアカウントは削除後20日以内であれば復元できます。
出典:最近削除したGoogleアカウントを復元する – Googleアカウントヘルプ、@nifty IT小ネタ帳 – 使っていないGoogleアカウントを削除する方法
重要な注意事項:
- 20日を過ぎるとデータは完全に削除され、復元不可能になります
- Google Workspace(企業・学校アカウント)の場合も20日以内が復元期限
復元の手順
ケース1:パスワードを覚えている場合
- Googleアカウント復元ページにアクセス
- 削除したアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力
- 「次へ」をクリック
- 「削除されたアカウント」という表示を確認
- 最後に使用していたパスワードを入力
- 本人確認が完了すれば復元完了
出典:削除したGoogleアカウントを復元する – howtonote.jp
ケース2:パスワードを忘れた場合
- 復元ページでメールアドレスを入力
- 「別の方法を試す」をクリック
- 再設定用メールアドレスまたは電話番号にコードが送信される
- 受信したコードを入力して本人確認
復元に必要な情報(以下のうち2つ):
- 最後に使用したパスワード
- アカウント作成日
- 再設定用メールアドレス
- 再設定用電話番号
出典:【2025年最新】削除したGoogleアカウントを復元する方法 – Tenorshare
復元にかかる時間
復元申請から実際に復元されるまで、セキュリティ保護のため数時間から数日間の保留時間が発生する場合があります。
特に2段階認証を設定していたアカウントは、セキュリティ強化のため復元時間が長くなる傾向があります。
出典:@DIME – 一度削除してしまったGoogleアカウントを復元する方法
Googleフォトの写真が消えた場合の復元方法
Googleアカウント全体を削除していなくても、Googleフォトの写真を誤って削除してしまうことがあります。
ゴミ箱から復元する(60日以内)
Googleフォトで削除した写真はゴミ箱に60日間保管されます(バックアップされていない写真は30日間)。
スマホアプリでの復元手順
- Googleフォトアプリを開く
- 右下の「ライブラリ」をタップ
- 「ゴミ箱」を選択
- 復元したい写真を長押しして選択
- 画面下部の「復元」をタップ
パソコンでの復元手順
- ブラウザでGoogleフォトにアクセス
- 左側メニューから「ゴミ箱」を選択
- 復元したい写真にチェックを入れる
- 右上の復元アイコンをクリック
出典:Googleフォトで削除した写真を復元する方法 – Wondershare
復元できないケース
以下の場合、写真の復元はできません。
- ゴミ箱に移動してから60日(バックアップなしは30日)が経過
- 「完全に削除」を実行した
- 「ゴミ箱を空にする」を実行した
- バックアップしていない写真をデバイスから削除した
出典:FCNT – Googleフォトの削除方法、Domani – Googleフォトの写真はどうやって削除する?
2年以上使わないと自動削除される?
非アクティブアカウントの自動削除ポリシー
Googleは2023年12月1日から、2年以上使用されていない個人アカウントを自動的に削除する方針を開始しました。
出典:@nifty IT小ネタ帳 – 使っていないGoogleアカウントを削除する方法、Googleアカウントヘルプ – 最近削除したGoogleアカウントを復元する
自動削除の対象
- 個人アカウントのみが対象
- 学校や企業などの組織アカウント(Google Workspace)は対象外
- 特定のGoogleサービス(Gmail、Googleフォトなど)を2年以上使用しなかった場合、そのサービスのデータも削除対象
削除前の通知
Googleは削除を実施する前に、以下の方法で通知メールを送信します。
- 該当アカウントのGmailアドレス宛
- 再設定用メールアドレス宛(設定している場合)
注意:再設定用アドレスを設定していない場合、通知を受け取れず突然削除される可能性があります。
自動削除を防ぐ方法
以下のいずれかの操作を行えば「アクティブ」とみなされます。
- Gmailの送受信
- Googleドライブの使用
- YouTubeの視聴
- Googleフォトへのアップロード
- Google Playからのアプリダウンロード
- Googleで検索を実行
- Googleアカウントでのサインイン
よくある質問(FAQ)
Q1. Gmailだけを削除することはできますか?
A. はい、可能です。Googleアカウント全体ではなく、Gmail サービスのみを削除できます。ただし、この場合もメールアドレスとすべてのメールが削除されます。他のGoogleサービス(Googleフォト、ドライブなど)は引き続き使用できます。
Q2. 削除したアカウントのメールアドレスを再利用できますか?
A. いいえ、できません。一度削除したGmailアドレスは、将来的に再作成したり他の人が使用したりすることはできません。
Q3. Googleフォトの写真をスマホに残してクラウドだけ削除できますか?
A. はい、可能です。ただし手順が複雑です。
- Googleフォトのバックアップをオフにする
- ブラウザ版Googleフォトから削除したい写真を選択
- 削除実行
- スマホ本体の写真は残る
注意:バックアップを再度オンにすると、削除した写真が再びアップロードされる可能性があります。
出典:アプリオ – Googleフォトで写真を削除すると同期している端末上からも消える仕様とその対策
Q4. 家族や友人から共有された写真も消えますか?
A. いいえ。他の人が所有している写真(共有アルバムなど)は、あなたのアカウントを削除しても相手のアカウントには残ります。ただし、あなたがアップロードした写真へのアクセスは失われます。
Q5. Google Payの電子マネーはどうなりますか?
A. Google Payに登録した電子マネーやクレジットカード情報は自動的にバックアップされません。アカウント削除前に個別に引き継ぎ作業が必要です。
まとめ:削除前のチェックリスト
Googleアカウントを削除する前に、以下の項目を必ず確認しましょう。
削除前の必須チェック項目
- データのバックアップを完了した(Google Takeoutで全データをダウンロード)
- 他サービスのログイン方法を変更した(Gmailアドレスを使用しているサービス)
- 重要なメールを保存した(転送またはPDF保存)
- Googleフォトの写真をダウンロードした(スマホ本体やPC、外付けHDDに保存)
- Googleドライブのファイルをダウンロードした
- YouTubeの購入コンテンツを確認した
- Google Playの購入履歴を確認した
- 電子マネーの残高を移行した
復元について覚えておくこと
- 20日以内なら復元可能(それ以降は不可能)
- 復元には以前のパスワードまたは再設定用の情報が必要
- 復元申請から実際の復元まで数時間〜数日かかる場合がある
最終確認
Googleアカウントの削除は非常に影響が大きい操作です。本当に削除が必要か、もう一度考えてみましょう。
- 単にアカウントを整理したいだけなら、削除せずに放置する選択肢もあります
- ただし2年以上使わないと自動削除される可能性があることを忘れずに
- 少しでも不安がある場合は、まずバックアップを取ってから時間をおいて判断することをおすすめします
注意事項
本記事は2025年12月時点の情報に基づいています。Googleのポリシーや仕様は予告なく変更される可能性があります。
アカウント削除を実行する前には、必ず以下の公式ページで最新情報をご確認ください。
不明点がある場合は、削除を急がず、Googleの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。
参考情報の確認について
この記事で紹介した情報は、Google公式ヘルプページや信頼性の高い情報サイトから収集していますが、実際にアカウントを削除する際は、ご自身でも最新の公式情報を確認されることを強くおすすめします。
特に以下の点については、時期によって変更されている可能性があります。
- 復元可能な期間(現在は20日間)
- ゴミ箱の保管期間(現在は60日間/30日間)
- 非アクティブアカウントの自動削除ポリシー
- バックアップ方法や利用可能なサービス
大切なデータを失わないよう、慎重に行動してください。
























