「無料体験のはずなのに請求された」「解約したのに引き落としが続く」——これ、かなり多いトラブルです。
でも結論から言うと、“解約=即時で課金が消える”とは限らないことが多く、まずは 請求の正体(本当に課金?保留?別アカウント?更新日のズレ?) を切り分けるのが最短ルートです。
この記事では、請求される主な理由と、返金できる可能性がある条件、そして Apple / Google Play / Amazon など主要ルート別の手続きまで、できるだけ迷わない形でまとめます。
※規約やUIは変わることがあるので、最後に載せる「公式リンク」も必ずご自身で確認してください。
- 1 まず結論:多いのはこの3パターン
- 2 「解約したのに請求される」よくある理由10選
- 2.1 1)解約=即時解約ではない(次回更新の停止にすぎない)
- 2.2 2)無料体験の終了時刻ギリギリで、間に合っていない
- 2.3 3)「アプリを削除」しただけ(解約になっていない)
- 2.4 4)解約完了メール/解約ステータスを確認していない
- 2.5 5)契約したアカウントが違う(Apple ID / Googleアカウント違い)
- 2.6 6)決済手段が違う(アプリ内ではなくWeb直契約)
- 2.7 7)「保留(Pending)」の与信枠確保が“請求”に見えている
- 2.8 8)無料体験の条件が“完全無料”ではない(初月割引・登録料など)
- 2.9 9)オプションが別契約で残っている
- 2.10 10)そもそも「無料体験に申し込んだ記憶がない」
- 3 返金できる?できない?判断の早見表
- 4 ここからやる:請求の正体を切り分けるチェックリスト(最短)
- 5 【主要ルート別】返金申請・解約確認の手順
- 6 “返金できるかも”の重要ポイント:表示が誤認を招いていないか
- 7 返金申請・問い合わせで通りやすくする「証拠のそろえ方」
- 8 コピペで使える:問い合わせテンプレ(丁寧版)
- 9 よくある質問(FAQ)
- 10 参考・出典(公式/公的情報を優先)
まず結論:多いのはこの3パターン
- 解約できたのは「次回の自動更新停止」で、すでに始まった請求期間は請求される(いわゆる“先払い型”)
- 解約した“つもり”で、実は解約が完了していない(アプリ削除、別画面で止まってた、別アカウントで契約してた)
- “請求”に見えるけど、実はカードの与信(保留)や請求保留の表示(後で消えることがある)
返金の可否は、ここを切り分けるだけで精度が上がります。
「解約したのに請求される」よくある理由10選
1)解約=即時解約ではない(次回更新の停止にすぎない)
サブスクは仕組み上、「今の期間は使えて、次回から更新しない」が基本です。
Appleも無料トライアルを自動更新したくない場合は、終了の少なくとも24時間前までに解約するよう案内しています。
2)無料体験の終了時刻ギリギリで、間に合っていない
無料体験は「○日間」と書かれていても、終了の基準が
- 申し込んだ時刻基準
- 日付の切り替わり
- ストア側の処理タイミング などでズレることがあります。24時間前ルール(Apple)や、更新前に処理が走る可能性(Google側の説明)もあるので、ギリギリ解約は危険です。
3)「アプリを削除」しただけ(解約になっていない)
スマホアプリ系のサブスクは特にこれが多いです。
アプリ削除=契約解除ではありません。
4)解約完了メール/解約ステータスを確認していない
解約画面の途中で止まっていたり、最後の「確認」ボタンまで押していないケースがあります。
“解約済み”表示と次回更新日まで見てください。
5)契約したアカウントが違う(Apple ID / Googleアカウント違い)
家族の端末、仕事用アカウント、サブ垢などで登録していると、解約したつもりでも別アカウント側が生きていることがあります。
Appleは「reportaproblemに出ないときは別アカウントの可能性」を案内しています。
6)決済手段が違う(アプリ内ではなくWeb直契約)
同じサービスでも、
- App Store 経由
- Google Play 経由
- 公式サイト(クレカ直) で窓口が変わります。返金先も手続き先も別物になります。
7)「保留(Pending)」の与信枠確保が“請求”に見えている
無料体験でもカード登録時に、与信で少額や一時的な枠確保が走ることがあります。
これは後で取り消しになる場合が多いですが、カード会社の反映に時間差が出ます。
8)無料体験の条件が“完全無料”ではない(初月割引・登録料など)
「○日無料」でも、登録手数料、初月だけ割引、機能の一部だけ無料など例外があることがあります。
最終確認画面の表示義務など、国の注意喚起も出ています。
9)オプションが別契約で残っている
本体は解約したのに、別オプションだけ継続して請求されるパターン。
国民生活センターの注意喚起でも“解約したはず”系トラブルとして挙がります。
10)そもそも「無料体験に申し込んだ記憶がない」
広告導線やボタン配置で誤認が起きることもあります。
この場合は、最終確認画面が誤認させる表示だったかが重要になり得ます(後述)。
返金できる?できない?判断の早見表
返金の可能性が上がるケース
- 無料体験中に解約したのに課金された(事実なら)
- 二重課金・重複購入
- 請求額・開始日が表示と明らかに違う
- すぐ申請した(早いほど通りやすい傾向)
- 不正利用の疑い(心当たりがない)
返金が難しくなりやすいケース
- 無料体験が終わって有料期間が開始してから解約した(=仕様通りの請求)
- 規約に「返金不可」「日割りなし」が明記されている
- 長期間気づかず使い続けた/請求を放置した
ここからやる:請求の正体を切り分けるチェックリスト(最短)
Step1:領収書メール or ストアの購入履歴で「どこ経由か」を確定
- App Store?Google Play?Amazon?公式サイト直? (ここがズレると、問い合わせ先が間違って沼ります)
Step2:「次回更新日」と「請求日」を並べて見る
- 更新日前後なら、単なる更新課金の可能性
- 更新日より前なら、与信/保留や別契約の可能性
Step3:「解約済み」になっている証拠を残す
- 解約画面のスクショ
- 解約完了メール
- サブスク一覧のステータス
Step4:同じサービス名の“別契約”がないか確認
- オプション
- 年額プラン
- 別アカウント
【主要ルート別】返金申請・解約確認の手順
1)App Store(iPhone / iPad)経由の場合:Appleに返金申請
Appleは返金申請を reportaproblem から行う導線を案内しています。
また、返金が承認された後、支払い方法により反映まで時間差があることがあります(例:カードは最長30日、キャリア決済は最長60日など)。
ポイント
- 返金は“自動”ではないことが多い(申請が必要)
- そもそも表示されない場合、別Apple Accountで買っている可能性を疑う
- 請求が「保留」だと返金申請できない場合がある(支払い処理後に再試行)
2)Google Play(Android)経由:返金はケースにより窓口が変わる
Google Playの払い戻しは、購入内容によっては開発者(デベロッパー)判断になることが明記されています。
また、試用期間が終わると自動課金され、課金前に解約が必要である旨が案内されています。
ポイント
- まずはGoogle Playの「定期購入」一覧で、解約状態と更新日を確認
- 返金は「Googleに申請」→内容によって「開発者へ」になることがある
- アプリ削除では解約にならない
3)Amazon Prime(無料体験含む):条件次第で返金あり
Amazonは、特典を利用していない有料会員は全額返金になる旨をヘルプで明記しています(条件は要確認)。
また、無料体験は終了後に会費請求が始まる旨も案内されています。
ポイント
- 「特典利用の有無」で返金可否が分かれる可能性がある
- まずはPrime会員情報ページでステータス確認
4)公式サイト直契約(クレカ直・PayPal等):そのサービス会社に連絡
この場合、ストアは介入できないことが多いです。
「返金規定」「解約の締め切り」「日割りの有無」がサービスごとに違うので、利用規約(Refund Policy / Terms)を確認して、サポートへ連絡します。
“返金できるかも”の重要ポイント:表示が誤認を招いていないか
日本では、サブスクの申込みで「最終確認画面に移行時期や価格、解約に関する事項等の表示」などが求められることがあり、誤認させる表示があった場合に取り消しできる可能性が示されています。
また国民生活センターも、無料トライアル後に有料移行する条件の理解不足や、解約した“つもり”問題、アプリ削除の誤解などを注意喚起しています。
もし「表示が分かりにくかった」「解約導線が見つからない」などが強い場合は、
- 申込み時のスクショ
- 広告ページの文言
- 最終確認画面の表示 を残して、消費生活センター(188)へ相談するのも選択肢です。
返金申請・問い合わせで通りやすくする「証拠のそろえ方」
用意すると強いもの(できる範囲でOK)
- 請求が分かる画面(カード明細・レシート)
- 契約ID(注文番号、サブスクID)
- 無料体験の期間が分かる画面
- 解約済みの画面(次回更新日が表示されていると強い)
- 「いつ」「どこで」「何を押したか」の時系列メモ
コピペで使える:問い合わせテンプレ(丁寧版)
件名:無料体験を解約したのに課金されました(返金の可否確認)
お世話になっております。
下記サービスについて、無料体験期間中に解約手続きを行った認識ですが、請求(または決済)が発生しているため確認をお願いいたします。
- サービス名:
- 契約した経路(App Store / Google Play / 公式サイト など):
- アカウント(メールアドレス等):
- 申込み日時:
- 解約手続き日時:
- 請求日時/金額:
- 注文番号/取引ID:
無料体験の条件および解約状況を確認のうえ、誤課金に該当する場合は返金をご検討いただけますでしょうか。
必要であれば、領収書メールや解約済み画面のスクリーンショットを提出いたします。
よろしくお願いいたします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 解約したのに、期間終了まで使えるのはおかしくない?
おかしくないことが多いです。サブスクは「解約=次回更新を止める」タイプが一般的で、支払い済み期間は満了まで使える仕様になりがちです。
Q2. “請求”に見えるけど、返金が来るまで待つべき?
与信や保留なら自然に消えることもありますが、更新課金や別契約の可能性もあるので、まずは購入履歴・領収書で「何の請求か」を確定するのがおすすめです。
Q3. 家族のスマホから登録したかも…どこを見ればいい?
Appleなら別Apple Accountの可能性を確認するよう案内があります。
Google Playも、複数アカウントがある場合はログインアカウントを切り替えて定期購入一覧を見る必要があります。
Q4. 返金されないと言われた。もう無理?
表示が誤認を招いた、解約導線が極端に分かりにくい等の事情があるなら、証拠をそろえて消費生活センター(188)へ相談する選択肢があります。
(最終的な判断は個別事情によります)
参考・出典(公式/公的情報を優先)
- Apple:サブスクリプション解約の注意(無料トライアルは終了24時間前までに解約)
- Apple:返金申請(reportaproblem)と進捗・反映までの時間
- Google Play:払い戻しポリシー(開発者判断になる場合がある)
- Google Play:定期購入(試用期間終了後に自動課金、解約が必要)
- Amazon:Primeのキャンセルと返金(条件あり)/無料体験後の請求案内
- 消費者庁:サブスクのトラブル注意喚起(表示義務・188)
- 国民生活センター:無料体験→有料移行、解約したつもり問題、アプリ削除の誤解など
- 政府広報オンライン:ネット通販の定期購入トラブル注意喚起(無料体験/無料トライアル含む)























