「専業主婦の年金って、結局いくらもらえるの?」
最近は、第3号被保険者制度の見直し議論や、老後資金への不安から、このような疑問を持つ人が増えています。
特に40代・50代の主婦世代では、
- 扶養内のままで大丈夫?
- 国民年金だけだと少ない?
- 厚生年金がないと老後は厳しい?
- パートでも年金は増える?
と気になっている人も多いはずです。
実際、専業主婦や扶養内パートの年金額は、働き方によって大きく変わります。
この記事では、
- 主婦の年金の仕組み
- 専業主婦がもらえる年金額の目安
- 扶養内パート・共働きとの違い
- 年金を増やす方法
- 第3号被保険者制度との関係
を、2026年最新情報ベースでわかりやすく解説します。
※本記事は2026年5月時点の公表情報をもとに作成しています。制度改正は今後変更される可能性があります。
そもそも主婦の年金はどういう仕組み?
まず知っておきたいのが、日本の公的年金は「2階建て」になっているということです。

1階部分:国民年金(基礎年金)
20歳〜60歳までの全国民が加入する年金です。
専業主婦もここに含まれます。
2階部分:厚生年金
会社員・公務員などが加入する上乗せ年金です。
つまり、
- 専業主婦 → 基礎年金のみ
- 会社員 → 基礎年金+厚生年金
という違いがあります。
専業主婦(第3号被保険者)は年金をいくらもらえる?
専業主婦の多くは、「第3号被保険者」に該当します。
これは、会社員や公務員の配偶者に扶養されている人の制度です。
第3号被保険者の特徴
- 保険料を自分で払わなくても国民年金に加入できる
- 将来は老齢基礎年金を受け取れる
- 対象は原則年収130万円未満
つまり、専業主婦でも年金ゼロになるわけではありません。
2026年時点|国民年金の満額はいくら?
2026年度の老齢基礎年金(満額)は、おおよそ以下水準です。
- 年額:約83万円前後
- 月額:約6万9,000円前後
※毎年度改定されます
40年間きちんと加入した場合、満額に近づきます。
専業主婦の実際の受給額目安
ただし、実際には満額もらえないケースも多いです。
例えば、
- 学生時代に未納がある
- 扶養に入っていない期間がある
- 免除期間がある
- 結婚前の加入状況が短い
などで減額されることがあります。
受給額イメージ
| 状況 | 月額目安 |
|---|---|
| 満額に近い | 約6.8〜7万円 |
| 一部未納あり | 約5〜6万円 |
| 未納期間が長い | 4万円台の場合も |
老後を年金だけで生活するのは、かなり厳しい水準と言われています。
扶養内パート主婦は年金が増える?
ここで重要なのが、「厚生年金に加入しているか」です。
最近はパートでも、条件を満たせば社会保険加入対象になります。
厚生年金加入条件(2026年時点)
勤務先の規模などにより異なりますが、主に以下条件です。
- 週20時間以上
- 月額賃金8.8万円以上
- 2か月超勤務見込み
など。
厚生年金に加入すると、将来の受給額が増えます。
厚生年金に入るとどれくらい変わる?
例えば、
- 月10万円程度の給与
- 厚生年金加入15〜20年
でも、将来の年金に上乗せが期待できます。
ケースによりますが、
- 月+1〜3万円程度
増えることもあります。
つまり、
- 国民年金のみ → 月6〜7万円前後
- 厚生年金あり → 月8〜12万円以上
になる人もいます。
「扶養内のまま」が得とは限らなくなっている
以前は、
「扶養内の方が得」
と言われることも多くありました。
しかし最近は、
- 物価上昇
- 年金不安
- 社会保険適用拡大
- 第3号制度見直し議論
などから、「将来を考えて厚生年金に入る」という考え方も増えています。
特に40代以降では、
「今後どれだけ年金を増やせるか」
が重要になっています。
第3号被保険者制度は廃止される?
現時点(2026年5月)では、正式な廃止は決定していません。
ただし、
- 制度見直し
- 縮小議論
- 社会保険加入拡大
は継続しています。
特に共働き世帯の増加により、
「専業主婦だけ優遇されているのでは?」
という議論も続いています。
関連記事として、こちらもぜひ読んでみてください。
主婦が老後不安を減らすためにできること
① 未納期間を確認する
「ねんきんネット」で、自分の加入状況を確認できます。
未納があると将来の受給額が減るため、早めの確認がおすすめです。
② 厚生年金加入を検討する
扶養を外れることに不安を感じる人も多いですが、
- 将来の年金増加
- 障害年金
- 遺族年金
などのメリットもあります。
③ iDeCo・NISAも活用する
公的年金だけでは不安な場合、
- iDeCo
- 新NISA
- 個人年金保険
などを併用する人も増えています。
よくある質問(FAQ)
Q. 専業主婦でも年金はもらえる?
はい。
第3号被保険者として加入していれば、老齢基礎年金を受け取れます。
Q. 扶養内パートでも厚生年金に入る?
条件を満たすと加入対象になります。
最近は対象拡大が進んでいます。
Q. 国民年金だけで生活できる?
人によりますが、年金だけで生活するのは厳しいという声が多いです。
貯蓄や私的年金を組み合わせる家庭も増えています。
まとめ|主婦の年金は「働き方」で大きく変わる
専業主婦でも年金は受け取れます。
ただし、その中心は国民年金であり、受給額はそこまで多くありません。
今後は、
- 第3号制度見直し
- 社会保険拡大
- 老後資金不足
などの影響から、「扶養内が絶対得」とは言い切れない時代になっています。
これからは、
- 自分はいくらもらえそうか
- 厚生年金に入るとどう変わるか
- 老後資金をどう準備するか
を早めに考えていくことが大切です。























