Canvaで作った画像がぼやける理由|画質を落とさない設定まとめ【2026年1月最新版】

Canvaで作成した画像がぼやける原因の多くは、作成時のサイズ設定とダウンロード時の形式・圧縮設定にあります。「Canvaの画質が悪い」のではなく、用途に合わない設定のまま書き出しているケースがほとんどです。

この記事では、ブログ・SNS・印刷それぞれの用途別に、画質を落とさないための具体的な設定と注意点を、専門知識がない方にもわかるように解説します。

Canvaとは?画質トラブルが起きやすい理由

Canvaは、ブラウザやアプリ上で手軽にデザインができるオンラインツールです。

初心者でも直感的に使える反面、内部処理で自動最適化(軽量化)が行われるため、設定を理解していないと画質が落ちたように見えることがあります。

Canva自体が劣化させているのではなく、ダウンロード時のファイルタイプや画質設定が原因です。

以下の理由が重なって「ぼやけて見える」状態が起きます

  • 表示用に軽量化されている
  • 用途(Web/印刷)と解像度が合っていない
  • ダウンロード形式が適切でない

Canva画像がぼやける主な原因【全体像】

原因① 作成時の画像サイズが小さい

Canvaでは、最初に「デザインのサイズ」を選びます。このサイズが小さいまま、後から拡大して使うと、画質は確実に劣化します。

画像が劣化する例
  • 800×600pxで作成 → WordPressの横幅1200pxで表示
  • Instagram投稿用をブログのアイキャッチに流用

この場合、元データが足りないため、引き伸ばされてぼやけます。

Canvaでは解像度の変更ができないため、小さいものを大きくすると画質が落ちます。

原因② ダウンロード形式が用途に合っていない

Canvaでは以下のダウンロード形式が選べます。

  • PNG – 透明度をサポート、図やテキストに最適
  • JPG – ファイルサイズが小さい、写真に適している
  • PDF(標準/印刷用) – 文書や印刷物向け
  • SVG – ベクター形式、拡大縮小しても劣化しない(Pro限定)

用途に合わない形式を選ぶと、圧縮や解像度の影響で画質が低下します。

原因③ JPGの圧縮率が高い

JPGはファイルサイズを小さくするため、不可逆圧縮がかかります。

特に文字・図解・線が多い画像では、JPG形式の方が文字まわりが粗くぼやける傾向があります。

原因④ WordPress側で自動リサイズされている

WordPressは、アップロード時に自動で複数サイズの画像を生成します。

テーマや設定によっては、縮小画像が表示されていることもあります。

原因⑤ スクリーンショットや拡大表示で確認している

Canva編集画面やブラウザ上の表示は、実寸ではありません。

拡大して「ぼやけて見える」=実際の画質が悪い、とは限らない点も注意が必要です。

画質を落とさないための正しい設定【作成時】

用途別おすすめキャンバスサイズ

ブログ(WordPress)用

Googleが推奨するアイキャッチ画像サイズは横幅1200px以上、アスペクト比16:9です。

推奨サイズ
  • アイキャッチ画像: 1200×630px または 1200×675px
  • 記事内画像: 800〜1200px(テーマの横幅に合わせる)

多くのWordPressテーマでは、記事エリアの横幅が800〜1000px程度です。幅800px以下としたのは、WordPressのメインカラム幅が800px以下だからという理由があります。

主要テーマの記事横幅:

  • Cocoon: 約800px
  • SWELL: 約800〜900px
  • その他多くのテーマ: 700〜1000px

ちなみに、当サイトのアイキャッチ画像は1200×630pxで作成しています。

SNS用(参考)

推奨サイズ
  • Instagram投稿: 1080×1080px(正方形)、1080×1350px(縦長)
  • Instagram ストーリー: 1080×1920px
  • X(旧Twitter): 1200×675px

※SNSは各サービスの仕様変更が頻繁に行われるため、最新情報は公式ヘルプで必ず確認してください。

印刷用

推奨サイズ
  • A4サイズ: 2480×3508px(300dpi相当)
  • 名刺: 1254×758px以上(できれば2〜3倍)

Canvaで作る画像の画質を落とさない目安として、名刺なら2508px×1516pxまたは3762px×2274pxのキャンバスサイズで制作することが推奨されます。

最初から「大きめ」で作るのが鉄則

Canvaでは、後から拡大しても画質は戻りません。

「小さく作って流用」ではなく、使う中で一番大きいサイズ基準で作成するのが安全です。

ダウンロード時の正解設定【ここが最重要】

用途別おすすめダウンロード形式

ブログ・Web用(文字が多い)

推奨
  • PNG形式
  • 圧縮: オフ、またはスケール1倍

PNGは可逆圧縮のため、文字のにじみが起きにくく、文字も風景も綺麗に見えます。

写真メイン・容量を軽くしたい場合

推奨
  • JPG形式
  • 品質: 高(80〜90%以上)

※容量削減を優先する場合のみ選択してください。

印刷用

推奨

PDF(印刷用)形式

※自宅プリンタ・印刷所の指定に従ってください。

Canva Proの高画質ダウンロード機能

Canva Proでは、サイズを2倍または3倍に設定してダウンロードすることで、より鮮明な画像になります。この機能を使うと、SNS用・印刷用どちらでも効果があります。

設定方法:

  1. ダウンロードボタンをクリック
  2. ファイル形式を選択(PNG推奨)
  3. 「ファイルサイズ」または「スケール」で2倍または3倍を選択
  4. ダウンロード

ただし、品質、ファイルサイズのエクスポート制限、スケール、圧縮、CMYKカラープロファイルのオプションは、Canvaプロ、Canvaチームス、Canva教育版、およびCanva for NPOプランのユーザーが利用できます。

WordPress側で確認すべきポイント

テーマの画像サイズ設定

WordPressテーマによっては、以下のサイズが異なります:

  • サムネイル
  • アイキャッチ
  • OGP画像

テーマ公式マニュアルで、「推奨アイキャッチサイズ」を必ず確認してください。

画像ブロックの表示サイズ

ブロックエディタで表示サイズを選べます:

  • サムネイル
  • フルサイズ

縮小表示を選んでいると、ぼやけて見えることがあります。必ず「フルサイズ」または適切なサイズで表示させましょう。

メディア設定の最適化

WordPressの「設定」→「メディア」で、自動生成される画像サイズを設定できます。メディア設定で画像をリサイズすると、画像容量は大幅に低下します。

推奨設定
  • 大サイズ: テーマの記事横幅に合わせる(800〜1000px程度)
  • 中サイズ・サムネイル: 使用しない場合は0pxに設定

これにより、サーバー容量の無駄な使用を防げます。

「ぼやけて見える」けど実は問題ないケース

編集画面と実際の表示は違う

Canvaの編集画面や、WordPressの管理画面プレビューは、実際の表示解像度とは異なることがあります。

必ず以下で確認してください:

  • 公開後の実際のページ
  • PC・スマホ実機での表示

プレビューでぼやけて見えても、実際の表示では問題ないケースも多くあります。

画質を維持するための追加テクニック

Canvaの画像調整機能を活用

Canvaには「調整」機能があり、以下の項目を調整できます:

  • シャープネス: 画像の輪郭をくっきりさせる
  • 明るさ: 全体の明るさを調整
  • コントラスト: 明暗の差を強調

Canvaの写真編集機能でシャープネスを調整することで、ダウンロード前に画質を向上させることができます。

画像圧縮ツールの活用

ダウンロード後にさらに最適化したい場合は、以下のツールがおすすめです:

  • TinyPNG: PNG/JPG画像を高品質のまま圧縮
  • Squoosh (Google製): リアルタイムで圧縮状態を確認しながら調整
  • EWWW Image Optimizer: WordPress用プラグイン、自動圧縮

ただし、すでにCanvaでPNG形式・圧縮なしでダウンロードしている場合は、追加圧縮の必要性は低くなります。

よくある質問(FAQ)

Q1: 無料版でも高画質ダウンロードできますか?

はい、できます。無料版でもPNG形式でダウンロードすれば、十分な画質を保てます。ただし、スケール2倍・3倍の機能はPro版限定です。

Q2: JPGとPNGどちらを使うべきですか?

  • 文字・図解が多い: PNG
  • 写真メイン: JPG
  • 透明背景が必要: PNG

迷ったらPNGを選ぶのが無難です。

Q3: WordPressにアップロードすると画質が落ちるのですが?

以下を確認してください:

  1. アップロードした元画像のサイズが適切か
  2. WordPressのメディア設定で過度なリサイズがされていないか
  3. 画像圧縮プラグインの設定が強すぎないか
  4. 表示サイズが「フルサイズ」になっているか

公式情報・出典について

本記事は、以下の公式情報を参考にしています:

  • Canva公式ヘルプセンター(画像形式・ダウンロード仕様)
  • WordPress公式ドキュメント(画像サイズ・メディア設定)
  • Google検索セントラル(Discover掲載のための推奨画像サイズ)

※仕様は変更される可能性があります。必ず最新の公式情報を、ご自身でも確認してください。

まとめ|Canvaの画質は「設定」で決まる

Canva画像がぼやける原因は、ツールの性能ではなく、サイズ・形式・用途のミスマッチです。

特に重要なのは以下の5点です:

  1. 最初から十分なサイズで作成する(後から拡大は不可)
  2. Web用途はPNGを基本にする(文字・図解が多い場合)
  3. WordPress側の表示サイズを確認する(フルサイズ表示に設定)
  4. テーマの推奨サイズに合わせる(記事横幅を確認)
  5. 実機で確認する(プレビューだけで判断しない)

これらを実践すれば、「Canva=画質が悪い」という悩みはほぼ解消できます。設定を正しく理解して、高品質な画像をブログやSNSで活用していきましょう。