iPhoneの「設定」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」でバックアップを開始したのに、「残り時間を計算中」から動かない。
これ、かなり多いトラブルです。
結論から言うと、この表示は「故障」ではなく、アップロード量・回線品質・iCloud側の状況・端末側の条件が揃っていないと“いつまでも見積もりが確定しない”ことで起きがちです。
この記事では、初心者の方でも迷わないように「原因の切り分け」→「今すぐやる順番」でまとめます。
※iOSの仕様やAppleの案内は変わることがあるので、最後に公式リンクも載せています(必ず最新も確認してください)。
まず知っておきたい:「計算中」は“よくある挙動”
iCloudバックアップは、環境によって時間が大きく変わります。Appleも、バックアップが長引く場合は Wi-Fi接続を確認→速度確認→電源とWi-Fiに接続したまま最大24時間置く という案内をしています。
つまり「計算中=即異常」ではなく、まずは原因を潰して“進む状態”を作るのが最短ルートです。
【原因】「残り時間を計算中」から進まない主な理由7つ
1)Wi-Fiが不安定/遅い(アップロードが出ない)
バックアップは“アップロード”です。
動画・写真が多いほど、上り回線が遅い/不安定だと、見積もり(残り時間)がいつまでも確定しません。Appleも「Wi-Fi接続確認」「アップロード速度を調べる」と明記しています。
ありがち例
- Wi-Fiは繋がっているけど、ルーターから遠い
- 夜だけ遅い(家族が動画視聴などで混む)
- マンション回線で上りが弱い
2)iCloudストレージ不足(または“ギリギリ”)
iCloudの空きが足りないと当然止まります。さらに厄介なのが、空きがギリギリだと処理が不安定になりやすい点。Appleも「バックアップに必要な空き容量がiCloudストレージにあるか確認」と案内しています。
3)Apple側(iCloud側)の障害・メンテナンス
端末や回線が正常でも、iCloud側が混雑・障害だと進みません。
Appleは「システム状況」ページでiCloud各機能の稼働状況を公開しています。まずここを見て、iCloudバックアップが正常(利用可能)か確認してください。
4)iPhoneが“自動バックアップの条件”を満たしていない
自動バックアップは基本的に、Wi-Fi/電源接続/ロック中などの条件で動きます。Appleの公式ガイドにも「電源とWi-Fiに接続され、ロックされているときに自動作成」とあります。
※手動開始のときも、実際には「安定して放置できる状態」のほうが進みやすいです(途中で画面を触る・移動するほど止まりやすい)。
5)初回バックアップ/バックアップ容量が大きすぎる
初回や久々のバックアップは、差分ではなく“ほぼ全部”を上げるので重いです。
写真・動画・LINE・ゲームデータなどが多いと、計算だけで長時間かかることがあります(これは仕様寄り)。
6)iOSの不具合/アップデート未適用
バックアップ周りはOS更新で改善されることがあります。Appleは対処手順の中に「ソフトウェアアップデート」を入れています。
7)アカウント・iCloudセッションの不整合(サインイン周りの問題)
iCloudへのサインイン・認証がうまくいっていないと、バックアップが進まないことがあります。Appleの案内でも、iCloud関連トラブル時にシステム状況確認などを促しています。
【結論】まずはこの順でやると早い(おすすめ手順)
ここからは「効果が出やすい順」に並べます。上から順にやればOKです。
手順1:Apple側の障害を確認(1分)
- Apple公式「システム状況」を開く
- 「iCloudバックアップ」が正常かチェック
障害なら、こちら側で頑張っても進まないので待つのが正解です。
手順2:Wi-Fiを強くする(ここが最重要)
- ルーターの近くに移動(できれば同じ部屋)
- ルーター再起動(電源抜き差し→1分待つ)
- 可能なら別Wi-Fi(実家・職場・モバイルルーター等)で試す
Appleも「別のWi-Fiネットワークでバックアップしてみる」と案内しています。
手順3:電源に繋いで“放置できる状態”を作る
- 充電ケーブル接続
- 画面はロックして放置(触らない)
- 可能なら就寝中に実行
自動バックアップの条件としても「電源+Wi-Fi+ロック」が示されています。
手順4:iCloudの空き容量を確認(不足なら減らす)
確認場所(例)
- 設定 → 自分の名前(Apple Account)→ iCloud → ストレージ
不足しているなら、次のどれかで解決します。
- iCloud+を一時的に増やす(50GB/200GBなど)
- バックアップ対象を減らす(次の手順5)
- 写真や動画の整理(端末ストレージも軽くなる)
Appleも「バックアップに必要な空き容量があるか確認」と明記しています。
手順5:バックアップ対象を減らして“計算できる状態”にする
バックアップ画面の「このiPhoneをバックアップ」付近から、バックアップ対象のアプリを見直します。
特に重くなりやすいのはこのあたり:
- 写真・動画が多いアプリ
- データを大量に保持するSNS/メッセージ系
- ゲーム(再ダウンロード不可データがある場合は注意)
「全部を一気に守ろうとして止まる」ことがあるので、まずは軽くして1回成功させるのがコツです。
手順6:iOSを最新にする
- 設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
Appleの対処にも含まれています。
手順7:24時間“条件を満たしたまま”置く(Apple推奨)
ここまで整えたら、Apple推奨どおり
- 電源+Wi-Fiに接続したまま
- 最大24時間
それでも終わらない場合は、Appleは「重要データをアーカイブしてから再試行」を案内しています。
それでもダメなときの「強めの対処」(慎重に)
ここから先は、状況によっては効きますが、不安ならAppleサポートに相談が安心です。
A)再起動(まずは軽く)
iPhone再起動→再度バックアップ。
B)サインアウト→サインイン(Apple Account)
iCloudセッション不整合で改善するケースがあります。
ただし、Apple Accountの扱いに慣れていない場合は、手順ミスが怖いので「重要データ確認」をしてから。
関連して、AppleはiCloud接続問題のときにシステム状況確認なども案内しています。
C)「このiPhoneのバックアップ」を一度OFF→ON
スイッチの入れ直しで動き出すことがあります。
D)最後の手段:iCloudバックアップを作り直す
バックアップが壊れている/途中でおかしくなった疑いがある場合。
ただし、作り直しは時間も通信もかかります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「計算中」のまま何時間なら異常?
目安として、Appleは「24時間つないだまま」を案内しています。
その条件でも終わらないなら、Wi-Fi品質・容量・iCloud側状況・OS不具合など“別要因”の可能性が高いです。
Q2. 夜にやると早いって本当?
回線が混みにくい時間帯だと速くなることはあります(家のWi-Fi品質次第)。
ただし本質は「上り速度」と「安定性」なので、ルーターに近い場所+放置が一番効きます。
Q3. Wi-Fiは繋がってるのに進まない
「繋がってる」と「アップロードが安定して出る」は別です。
Appleが“アップロード速度を調べる”と書いているのはこのためです。
Q4. iCloud側が悪いかどうか、どう判断する?
Apple公式の「システム状況」で、iCloudバックアップの状態を見てください(緑なら概ねOK)。
Q5. 自動バックアップの条件は?
Appleの公式情報では、概ね「Wi-Fi」「電源接続」「ロック中」などの条件で自動実行されます。
まとめ:最短で直すチェックリスト
最後に、この記事の要点だけまとめます。
- ① Apple側障害を確認(システム状況)
- ② Wi-Fiを強くする(ルーター近く/再起動/別Wi-Fi)
- ③ 電源につないでロック放置(触らない)
- ④ iCloud容量を確認(不足なら整理or増量)
- ⑤ バックアップ対象を減らして成功させる
- ⑥ iOSを最新へ
- ⑦ それでもダメなら最大24時間置く(Apple推奨)
公式情報(出典)
※仕様変更の可能性があるため、公開後に読者自身でも最新をご確認ください。
- Apple「iCloudにバックアップできない場合」
https://support.apple.com/ja-jp/102563?utm_source=chatgpt.com - Apple「iPhoneのバックアップを作成する(ユーザーガイド)」
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph3ecf67d29/ios?utm_source=chatgpt.com - Apple「システム状況」
https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/?utm_source=chatgpt.com - Apple「iCloudに接続またはサインインできない場合」
https://support.apple.com/ja-jp/118446?utm_source=chatgpt.com - Apple「iCloudバックアップのセキュリティ(条件の記載あり)」
https://support.apple.com/ja-jp/guide/security/sec2c21e7f49/web?utm_source=chatgpt.com























