マイナ保険証が使えない…その時どうなるの?
病院や薬局で
「マイナ保険証が読み取れません」
「資格情報が確認できません」
と言われて、ヒヤッとした経験はありませんか?
特に最近は
「健康保険証が使えなくなるらしい」
「マイナ保険証がないと10割負担になるって本当?」といった不安の声も増えています。
この記事では
- マイナ保険証が使えない時にどうなるのか
- 10割負担になるケースとならないケース
- 実際の解決方法
を、初めての方でも分かるようにまとめました。
2025年以降の最新ルールも踏まえて解説するので、いざという時のためにぜひ読んでおいてください。
結論:マイナ保険証が使えなくても、すぐ10割負担になるとは限らない
結論から言うと、マイナ保険証が使えなくても、必ず10割負担になるわけではありません。
多くの場合は
- 別の方法で保険資格を確認できる
- いったん立て替えても後から返金できる
といった救済措置があります。
ただし、何も準備がない場合は10割負担になる可能性があるのも事実です。
だからこそ
「使えない時にどうなるか」
「どう対処すればいいか」
を知っておくことが大切です。
そもそも健康保険証はどうなった?
まず押さえておきたい大前提です。
・2024年12月2日以降→ 従来の健康保険証は 新規発行が終了
・2025年12月2日以降→ 従来の健康保険証は 原則使えなくなる
今後は
- マイナ保険証
- 資格確認書
のどちらかで医療機関を受診する形になります。
この切り替えにより、病院の受付でのトラブルや認証エラーがニュースでも話題になっています。
マイナ保険証が「使えない」主な原因
マイナ保険証が使えない理由は、本人のミスとは限りません。
よくある原因は次の通りです。
- 顔認証がうまく通らない
- 暗証番号を忘れた
- カードリーダーや通信の不具合
- ICチップの不良、カードの汚れ
- 電子証明書の期限切れ
- 資格情報がまだ反映されていない
特に引っ越し・転職・扶養変更直後は資格情報の反映遅れでエラーが出やすいです。
マイナ保険証が使えない時の対処法【順番が大事】
① まずは受付で「別の確認方法があるか」聞く
医療機関側には、マイナ保険証が使えない場合の代替確認方法が用意されています。
機器トラブルや通信障害の場合は、その場で保険扱いになることもあります。
焦らず「別の方法で確認できますか?」と聞いてみてください。
② 資格確認書を持っていれば保険診療OK
資格確認書は、マイナ保険証の代わりに使える正式な書類です。
- マイナ保険証を利用していない人
- 高齢者や操作が難しい人
などには、保険者から交付されます。
資格確認書があれば、従来の保険証とほぼ同じ感覚で受診できます。
③ スマホのマイナ保険証がダメなら実物カード
スマホでの認証がうまくいかない場合でも、マイナンバーカード本体があれば受付できることがあります。
スマホしか持っていない人は、マイナポータルにログインして資格情報画面を提示できる場合もあります。
それでもダメな場合:10割負担になるケース
すべての確認方法が使えない場合、いったん10割負担(全額立て替え)になることがあります。
ですが、ここで終わりではありません。
10割負担になっても返金できる?
病院で後日精算できる場合
医療機関によっては、後日保険証類を持参すればその場で差額を返金してくれるケースがあります。まずは受診した病院に確認しましょう。
療養費として払い戻し申請する方法
病院で精算できない場合でも、加入している健康保険に療養費支給申請をすれば、自己負担分を除いた金額が戻ってきます。
申請に必要なものの一例
・領収書
・申請書
・振込口座
・本人確認書類
※加入している保険(国保・協会けんぽなど)で手続きは多少異なります。
「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」の違いに注意
名前が似ていて混乱しやすいですが、重要な違いがあります。
・資格確認書→ これだけで医療機関を受診できる
・資格情報のお知らせ→ 原則これ単体では受診不可
間違えて持って行くと使えない場合があるので注意してください。
事前にできるトラブル防止チェック
受診前に次を確認しておくと安心です。
- 電子証明書の期限が切れていないか
- 暗証番号を把握しているか
- カードが汚れていないか
- 資格確認書を持っているか
特に電子証明書の期限切れは見落とされがちなので要注意です。
マイナ保険証が使えなくても落ち着いて対応すれば大丈夫
マイナ保険証が使えないと焦りますが、
- すぐに10割負担になるとは限らない
- 資格確認書という代替手段がある
- 10割負担でも後から返金できる
という点を知っておけば安心です。
2025年以降はマイナ保険証 or 資格確認書が必須になるため、今のうちに準備しておきましょう。
「もしもの時にどうなるか」を知っているだけで、病院での不安はかなり減ります。









