「オンライン会議中に突然Wi-Fiが切れた」
「動画を見ていたら急に接続が途切れた」
そんな経験はありませんか。
Wi-Fiの接続が不安定になる原因は多岐にわたりますが、適切な対処をすれば自宅で簡単に解決できることも少なくありません。
この記事では、Wi-Fiが急に切れる原因を詳しく解説し、今すぐ試せる具体的な対処法をご紹介します。
Wi-Fiが切れる主な原因は4つ
Wi-Fiが頻繁に切れる原因は、主に以下の4つのカテゴリーに分類できます。
1. 接続端末(デバイス)の問題
スマートフォン、パソコン、ゲーム機など、Wi-Fiに接続する端末そのものに問題がある場合です。特定のデバイスだけがWi-Fiから切れる場合には、そのデバイスそのものに原因があると考えられます。
主な原因:
- デバイスの一時的な不具合
- OSやドライバーのバージョンが古い
- ストレージ容量不足
- セキュリティソフトの設定
- 省電力モードによる自動切断
2. Wi-Fiルーターの問題
電波を発信するWi-Fiルーター本体に原因がある場合です。
ルーターは長時間稼働し続けると負荷がかかり、動作が不安定になることがあります。
主な原因:
- ルーターの長時間稼働による負荷
- ファームウェアの更新不足
- 接続台数オーバー
- 熱暴走
- 設定の不備(チャンネル設定など)
3. 通信環境の問題
Wi-Fiルーターの設置場所や周囲の環境による電波の問題です。
主な原因:
- 電波干渉(電子レンジ、Bluetooth機器など)
- 障害物が多い(壁、家具、金属製品)
- ルーターの設置場所が不適切
- 周波数帯(2.4GHz/5GHz)の選択ミス
- 近隣のWi-Fiとの干渉
4. インターネット回線の問題
プロバイダーやモデムなど、インターネット回線側に問題がある場合です。
主な原因:
- プロバイダーの通信障害
- 回線の混雑
- モデムの不具合
- ケーブルの接続不良
原因を特定する3ステップ
対処法を試す前に、まず原因を特定しましょう。
ステップ1:他の端末で試す
接続が途切れている端末以外の機器で繋がるか試してみましょう。ほかの端末で問題なく繋がる場合は、端末自体に問題があると考えられます。
ステップ2:有線接続を試す
ほかの端末でも繋がらなかった場合は、有線接続を試してみましょう。LANケーブルを使い、Wi-Fiルーターと端末を有線接続にすることで繋がる場合は、ルーター側の問題が考えられます。
ステップ3:場所を変えて試す
特定の部屋でのみ接続が不安定な場合は、通信環境に問題がある可能性があります。ルーターの近くで接続状態を確認してみましょう。
今すぐできる対処法【デバイス編】
1. デバイスを再起動する
一時的な不具合が原因となっている場合には再起動するだけで簡単に解消する場合があります。スマートフォンやパソコンを一度完全にシャットダウンし、再起動してみましょう。
2. 機内モードのオン/オフを切り替える
スマートフォンの場合、機内モードを一度オンにしてから再度オフにすることで接続が回復することがあります。
iPhone の場合:
- 画面の上部から下にスワイプして「コントロールセンター」を開く
- 飛行機マークのアイコンをタップしてオンにする
- 数秒待ってから再度タップしてオフにする
3. Wi-Fi設定をオン/オフする
Wi-Fiの設定自体を一度オフにしてから再度オンにすることで、接続がリセットされます。
4. ネットワーク設定をリセットする
上記の方法で改善しない場合は、ネットワーク設定をリセットしましょう。ただし、保存されているWi-Fiパスワードがすべて削除されるため、再設定が必要になります。
5. セキュリティソフトの設定を見直す
セキュリティソフトが原因となって、Wi-Fi接続をさまたげていることがよく起こります。セキュリティソフトを一時的に無効にして接続が改善するか確認してみましょう。
6. OSやドライバーを最新版に更新する
古いOSやWi-Fiドライバーを使用していると接続が不安定になることがあります。定期的に更新プログラムを確認し、最新版にアップデートしましょう。
今すぐできる対処法【Wi-Fiルーター編】
1. ルーターを再起動する
長時間稼働し続けたルーターは負荷が溜まり、接続が不安定になりがちです。一度電源を切り、数分待ってから再び電源を入れることで、内部のエラーが解消されることが多いです。
正しい再起動手順:
- ルーターの電源を切る
- 1〜2分待つ
- 電源を入れ直す
- ランプが安定するまで待つ(2〜3分程度)
2. ファームウェアを最新版に更新する
メーカーのWebサイトから、使用中のルーターに適した最新のファームウェアをダウンロードし、Wi-Fiルーターの管理画面からアップデートを実行しましょう。バグの修正やセキュリティ強化などのメリットがあります。
3. 接続台数を減らす
Wi-Fiルーターには対応できる同時接続台数の限界があります。その限界を超えて多くのデバイスを接続している場合、通信の優先度や強度が分散され、結果的に接続が不安定になることがあります。
使用していないデバイスのWi-Fi接続を切断しましょう。
4. 周波数帯を切り替える(2.4GHz ⇔ 5GHz)
Wi-Fiには2.4GHzと5GHzという2つの周波数帯があり、それぞれ特徴が異なります。
2.4GHzの特徴:
- 電波が遠くまで届きやすく、壁や床などの障害物にも強い
- 多くの機器に対応
- 電子レンジやBluetooth機器、コードレス電話など、Wi-Fi以外にも多くの機器がこの2.4GHz帯を利用しているため、電波干渉が起きやすい
5GHzの特徴:
- 基本的にWi-Fiでしか利用できない周波数帯であるため、電波干渉を受けにくく、通信が安定している
- 通信速度が速い
- 障害物や遮蔽物に弱いという特徴があります。そのため、通信距離が長くなると電波が弱くなります
使い分けの目安:
- ルーターから遠い場所、別の階で使用する → 2.4GHz
- ルーターと同じ部屋で使用する → 5GHz
- 動画視聴やオンラインゲームをする → 5GHz
- IoT機器を接続する → 2.4GHz
周波数帯の確認方法は、Wi-Fi設定画面でSSID(ネットワーク名)を確認します。「○○-2G」や「○○-G」と表示されていれば2.4GHz、「○○-5G」や「○○-A」と表示されていれば5GHzです。
5. Wi-Fiチャンネルを変更する
Wi-Fiアナライザーアプリなどを使用して近隣のWi-Fiネットワークを分析し、混雑の少ないチャンネルを選択することで、接続が安定することがあります。
一般的な設定手順:
- ルーターの管理画面にアクセス
- 無線LAN設定を開く
- チャンネル設定を「自動」から「手動」に変更
- 混雑の少ないチャンネルを選択
今すぐできる対処法【通信環境編】
1. ルーターの設置場所を変更する
ルーターと接続端末の間に壁や家具などの障害物があると、電波が遮られて接続が不安定になることがあります。
理想的な設置場所:
- 家の中心付近
- 床から1〜2メートルの高さ
- 壁や家具から離れた場所
- 金属製品や水槽の近くを避ける
- テレビやパソコンから離す
避けるべき場所:
- 部屋の隅
- 床の上
- クローゼットや棚の中
- 窓際(屋外に電波が逃げる)
2. 電波干渉の原因を取り除く
電子レンジや電話機など、干渉の原因となる機器からルーターを離して置くことが効果的です。
電波干渉の原因となる機器:
- 電子レンジ
- Bluetooth機器
- コードレス電話
- ベビーモニター
- ワイヤレスカメラ
- 蛍光灯
これらの機器の使用時にWi-Fiが切れる場合は、ルーターとの距離を2メートル以上離すか、5GHz帯への切り替えを検討しましょう。
3. 中継機を導入する
広い家や複数階にまたがる家の場合、Wi-Fi中継機を導入することで電波の届く範囲を広げられます。ルーターと接続したい場所の中間地点に設置するのが効果的です。
4. ルーターの熱対策をする
ルーターは使っているうちに熱を持ち、熱暴走することがあります。熱暴走は機器の故障やWi-Fiがしょっちゅう切れる原因となります。
熱対策:
- 風通しの良い場所に設置
- 直射日光を避ける
- 暖房器具から離す
- 定期的に埃を取り除く
- 適度に電源を切って休ませる
今すぐできる対処法【回線・プロバイダー編】
1. モデムを再起動する
モデムを再起動し、電源を切ってから1分ほど待ってから再び電源を入れます。
2. 通信障害情報を確認する
契約しているプロバイダーの公式サイトやTwitterで通信障害情報を確認しましょう。メンテナンスや障害が発生している場合は、復旧を待つしかありません。
3. LANケーブルを確認する
モデムとルーターを接続しているLANケーブルが劣化していたり、接続が緩んでいたりすると通信が不安定になります。ケーブルを差し直すか、新しいものに交換してみましょう。
4. プロバイダーに問い合わせる
プロバイダーに連絡して、ネットワークの不具合や点検の有無を確認します。回線側に問題がある場合は、サポート窓口に相談しましょう。
それでも改善しない場合の対処法
機器の買い替えを検討する
古いルーターやモデムを使用している場合、性能不足で最新のデバイスに対応できていない可能性があります。特に以下の場合は買い替えを検討しましょう。
- 5年以上使用しているルーター
- Wi-Fi 4(11n)以前の規格
- 最大接続台数が10台以下
- 最新OSに対応していない
最新のWi-Fi 6(11ax)対応ルーターなら、より高速で安定した通信が可能です。
回線の乗り換えを検討する
現在の回線自体に問題がある場合や、速度に不満がある場合は、光回線への乗り換えも選択肢の一つです。
セキュリティ対策も忘れずに
Wi-Fiの接続問題を解決した後は、セキュリティ対策も確認しましょう。
実施すべき対策:
- 簡単には推測されない、強力で独自のパスワードをWi-Fiに設定します
- WPA3やWPA2などの最新の暗号化方式を使用
- ルーターの管理画面パスワードを変更
- 定期的に接続機器を確認
不正アクセスされると、通信速度の低下や個人情報の漏洩リスクがあります。
まとめ:原因を特定して適切な対処を
Wi-Fiが急に切れる原因は、デバイス、ルーター、通信環境、回線のいずれかに問題があることがほとんどです。
まずは以下の基本的な対処法を試してみましょう:
- デバイスとルーターの再起動
- 周波数帯の切り替え(2.4GHz ⇔ 5GHz)
- ルーターの設置場所の見直し
- 電波干渉の原因を取り除く
- ファームウェアの更新
それでも改善しない場合は、機器の故障や回線の問題が考えられるため、買い替えやプロバイダーへの相談を検討してください。
注意事項: この記事の情報は2025年1月時点のものです。メーカーやプロバイダーによって設定方法や仕様が異なる場合があるため、詳細は各社の公式サイトや取扱説明書をご確認ください。また、ネットワーク環境は日々変化するため、最新の情報をご自身でも調べることをおすすめします。
参考情報:
- GEEKOM公式サイト「Wi-Fiがよく切れる?原因と対処方法を徹底解説」(2025年1月)
- バッファロー公式サポートページ(2025年12月更新)
- @nifty光「家のWi-Fiが不安定ですぐ切れる原因と10の対処法」(2024年12月)
- D-Link Japan「2.4GHz、5GHz、6GHzの特徴と性質」(2025年8月)
- NTT西日本チエネッタ「Wi-Fiの2.4GHzと5GHzって何が違うの?」(2024年4月)
出典元について: 本記事は複数の公式メーカーサイトやプロバイダーの技術情報を参照していますが、設定方法や仕様は随時変更される可能性があります。実際に設定を行う際は、必ずご使用の機器メーカーの最新情報や取扱説明書をご確認ください。

























