iPhoneのバックアップが急にできなくなると、「機種変更できない」「故障や紛失が怖い」と一気に不安になりますよね。
でも多くの場合、原因は容量不足・通信・設定・一時的な不具合のどれかで、順番に確認すれば解決できます。
この記事では、初心者の方でも迷わないように、iCloudバックアップとパソコン(Mac/Windows)バックアップを分けて、原因→直し方→よくある質問までまとめます。Apple公式サポートの情報をベースにしています。
まず結論:いちばん多い原因はこの3つ
バックアップできない原因で多いのは、だいたい次の3パターンです。
- iCloudの空き容量が足りない(またはバックアップ対象が大きすぎる)
- Wi-Fiや電源など、バックアップの条件を満たしていない(iCloudは特に条件がある)
- Apple側の障害 / iPhoneの一時的不具合(設定をいじっても直らない日もある)
このあと、上から順に「チェック→直し方」を進めればOKです。
1分で確認!バックアップできない時の“最短チェックリスト”
まずはここだけ確認してください(上から順でOK)。
iCloudバックアップの人(スマホだけでバックアップ)
- iPhoneがWi-Fi接続になっている
- iPhoneが充電中(電源接続)
- 画面がロックされている(放置中に進むことが多い)
- iCloudバックアップがONになっている
- iCloudストレージに空きがある
パソコンバックアップの人(Mac/Windows)
- ケーブル接続して、iPhone側で「信頼」を押した
- Finder / Appleデバイスアプリ / iTunes側でiPhoneが表示される
- PCの容量が足りている
- (暗号化バックアップの場合)パスワードが分かる
【iCloud】バックアップできない原因と直し方(いちばん多い)
iCloudバックアップは便利ですが、「条件」と「容量」に引っかかりやすいです。
原因1:iCloudストレージ不足(無料5GBだと起きやすい)
iCloudバックアップは、バックアップを置く場所(iCloudストレージ)に空きがないと作れません。
直し方:バックアップの“中身”を減らす(または容量を増やす)
手順(バックアップ対象を減らす)
- 設定 → 自分の名前 → iCloud
- 「ストレージ」または「アカウントのストレージを管理」
- 「バックアップ」→ 自分のiPhone
- バックアップ不要なアプリをOFF(大きいアプリから)
手順(古いバックアップを削除)
- 使っていない古い端末のバックアップが残っていると、圧迫します。 設定 → 自分の名前 → iCloud →(ストレージ管理)→ バックアップ → 不要端末 →「オフにしてiCloudから削除」
容量を増やす
iCloud+のプランを増やす方法も案内されています(写真・動画が多い人は現実的)。
原因2:「次回作成時のサイズ」が大きすぎて進まない
iCloudのバックアップ画面に出る「次回作成時のサイズ」は、端末側で計算され、表示まで時間がかかることがあります。
※まれに表示が不自然なケースもありますが、まずはバックアップ対象(特に写真・動画・大容量アプリ)を減らすのが安全です。
原因3:Wi-Fi/電源/ロック条件を満たしていない
iCloudバックアップ(自動)は基本的に、
「Wi-Fi接続」「電源接続」「画面ロック」がそろった時に進みます。
直し方(ありがちな落とし穴)
- Wi-Fiが不安定:別のWi-Fiに変える/ルーター再起動
- 充電ケーブルが不安定:別のケーブルや充電器で試す
- 夜間に進めたい:寝る前にWi-Fi+充電+ロックにして置く
原因4:iCloudにサインインできない/Apple側の障害
iCloud自体に問題があると、こちらの設定が正しくても失敗します。
Appleは「システム状況」ページで、iCloudバックアップ等の稼働状況を確認できるようにしています。
直し方
- Appleの「システム状況」を見て、iCloudバックアップが正常か確認
- もし障害っぽいなら、時間を置いて再実行(設定をいじりすぎない)
【iCloud】正しいバックアップ手順(ここに戻ればOK)
「設定が合ってるか不安…」という時は、Apple公式の手順と照らし合わせるのが一番確実です。
手順(iCloudバックアップ)
- 設定 → 自分の名前 → iCloud → iCloudバックアップ
- 「このiPhoneをバックアップ」をON
- iPhoneを電源に接続
- Wi-Fiに接続
- 画面をロック
【パソコン】バックアップできない原因と直し方(Mac/Windows)
iCloudが不安定な時は、PCバックアップが保険になります。AppleもiCloudとPCの両方の方法を案内しています。
Macでバックアップできない(Finderで作る)
基本手順(Finder)
- iPhoneをケーブルでMacに接続
- Finderを開き、サイドバーのiPhoneを選択
- 必要ならiPhone側で「信頼」&パスコード入力
- 「今すぐバックアップを作成」
よくある原因A:MacがiPhoneを認識しない
- ケーブル不良(意外と多い):別のケーブルで
- USBポート変更
- iPhone側で「信頼」が出ているのに見逃している
(Apple公式にも「デバイスが表示されない場合」の案内があります)
Windowsでバックアップできない(Appleデバイスアプリ等)
最近のWindowsでは、Appleの案内として「Appleデバイスアプリ」でバックアップする手順があります。
基本手順(Windows)
- iPhoneをケーブルでWindowsに接続
- Appleデバイスアプリを開く
- iPhone側で「信頼」
- バックアップを作成
原因:暗号化バックアップのパスワードが分からない
「ヘルスケア」「Wi-Fi設定」「保存したパスワード」なども含めてバックアップしたい場合、PCバックアップは暗号化が必要です。
でも暗号化バックアップは、パスワードがないと復元できません。
直し方(iPhone側でのリセット手順あり)
Appleは「暗号化したバックアップのパスワードを思い出せない場合」の手順を案内しています(※設定が一部リセットされるので内容を確認してから)。
どうしても直らない時の“最終手段”
ここまでで解決しない時は、次の順がおすすめです。
- iCloudがダメならPCでバックアップ(まずデータ保護が最優先)
- Appleの「システム状況」でiCloud障害を確認
- それでも無理なら、Apple公式の「できない時の対処」ページに沿って、表示されているエラー文言ごとに潰す
よくある質問(FAQ)
Q1. iCloudバックアップって、毎日勝手に取られるの?
iCloudバックアップは、設定や条件(Wi-Fi・充電・ロックなど)がそろった時に自動で作成されます。
Q2. 写真が多すぎてバックアップできない。どうする?
まずは「バックアップ対象のアプリ」を見直すのが現実的です。写真は「iCloud写真」を使っている場合、バックアップ容量とは別の考え方になることもあるので、ストレージ管理画面で内訳を見ながら調整します。
Q3. PCバックアップは暗号化した方がいい?
ヘルスケアや保存パスワード等まで含めたいなら暗号化が必要です。暗号化バックアップに含まれる情報・含まれない情報もAppleが明示しています。
Q4. 「バックアップを削除」したらiPhoneの中身も消える?
iCloud上のバックアップを削除すると、iCloudバックアップはオフになります(そしてiCloudから消えます)。端末本体のデータが即消える操作とは別ですが、復元用の保険がなくなるので注意が必要です。
まとめ:バックアップは“今日直す”がいちばん安心
iPhoneのバックアップができない時は、だいたい次で解決できます。
- iCloud容量(バックアップ対象を減らす/不要バックアップ削除/iCloud+増量)
- iCloudの条件(Wi-Fi+充電+ロック+設定ON)
- Apple側の障害確認(システム状況)
- iCloudが不安定なら、PCバックアップも併用
出典・参考リンク(Apple公式)
- Apple公式サポート iPhone を iCloud にバックアップする方法 https://support.apple.com/ja-jp/HT203977
- Apple公式サポート iCloud ストレージの容量が不足している場合 https://support.apple.com/ja-jp/HT204247
- Apple公式サポート Mac で iPhone をバックアップする方法(Finder) https://support.apple.com/ja-jp/HT211229
- Apple公式サポート Windows で iPhone をバックアップする方法 https://support.apple.com/ja-jp/HT212156
- Apple公式サポート 暗号化バックアップについて
https://support.apple.com/ja-jp/HT205220 - Apple システム状況(iCloud 障害確認) https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/
※本記事はApple公式サポート情報をもとに作成しています。iOSやiCloudの仕様は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。
























